いらっしゃ~い道楽息子です。
店内でアクセサリーやコインケースを置いてる
棚を見られてるお客様からたまに、こんな声が
掛かります「すいませ~ん!」と。
私は直ぐに「ハイ」と返事をしながら、
何か商品の質問だなと思いつつ、
声の場所に行くとお客様の視線の先には
例のモノが
現場はここです。
分かりますか?
棚と棚の隙間に竹筒の様なものが見えますか?
この竹です
今年で4年程あの位置に陣取ってて、
もう何度も聞かれたので最近ではお客様の視線で
分かる様になってしまい、逆にお客さんの
反応を見るのが楽しみで置いてるような
そしていつもこんなやり取りです。
お客「すいませ~ん」
私「はい」
お客「これなんですか?」
私「あ!それは・・・レインスティックです。」
お客「レインスティック?」
私「アフリカの楽器みたいで~こうやって」って
言いながら上下を逆にすると。
お客「え~何?」
私「いい音がするでしょう。やってみて下さい」
この筒には植物の種が数十個か入れてあり
筒の外から中に向けては細い串の様な棒を
らせん状に刺してある為、筒をひっくり返して
植物の種が落ちてくる時何本もの串に
何十個もの種が当たりその名前の通り
「ザ~~」って雨の降る音が出る仕組みなんです。
これが、竹で出来たレインスティックと
私の足の一部です。
この様に、らせん状に竹ひごの様な
細い木が刺してあります。
実は上下を何度もひっくり返しては音を楽しんでる
お客さんをほっといて私にはする事があります。
それはもう一種類の細いレインスティックを
持ってくる事で、これを見せてから音色を
聞かせてあげるとこ、この細いレインスティックの
心地いい音で感動されるんです。
こちらのお客様の反応も楽しみだったりします。
太い方が「ザ~~」だったら細い方は「チョロチョロ~」
このなんとも言えない綺麗な音色が
とても心地いいんです
細い方のレインスティックと私の靴
ちなみにこのレインスティックは当店では
売っておりません
私は太い方は楽器屋で買ったのですが、
細い方は道の駅っぽい土産物屋の
地域のお年寄りが作りました的なコーナーで
見つけてました。
この細い方のレインスティック良く見ると
田舎の草むらに生えてて、手で折ると
「ポンと音がしたら食べれる」って言ってた
「タチッポ」とか「カッポン」と呼ばれてた
正式名称を「イタドリ」と言う木の様なんです。
アフリカから中南米に伝えられた楽器が
日本の広島県呉市下蒲刈町に伝えられたとは
ではそろそろ次のページに・・・・