いらっしゃ～い道楽息子です。

皆さんお盆休みはゆっくりと過ごされましたでしょうか？

殆どの方はお盆休みが終わったようですが、
聞くと今週の日曜日までの９日間の方がおられ、
ホント羨ましい限りです

当店は昨日の木曜日は本来定休日ですが、
お盆休みを利用してご来店されるお客様の為、
オープンした次第でして、休みなく頑張ってま～す。

でもって！店内は夏物セールも終盤

店の外にもセールのポップが・・・

左から

右から

セールやってま～す　

店中から見ると・・・

商品パラパラに・・・

「夏物最終売りつくし」です。

貴方の交渉次第でもっと安くなるかも？

どうぞ夏物は値切ってみてね！

＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

本日のリペアは穿き込まれ良い色合いに
仕上がった頃開いてしまったジィーンズの
右ヒザの穴と、右足のかかと部分の穴を
どうしたらいのか？といった依頼です。

ジィーンズのリペアはただ単に穴を
ふさいで直すという作業ではなく、
現状の味のある風合いをなるべく残し、
リペアする事によりさらに長い年月を
経過した様なヴィンテージ感を味合えます。

さあ今日の依頼品を見てみましょう

まずはこの右ひざの穴です。

長年穿いてデニム生地が薄くなったヒザ部分が
ヒザを曲げた拍子に横に裂けた穴と思われます。

少し拡大して見ましょう

このリペアは周りの生地の色に合わせて
目立たないリペアを施します。

この様にリペアしました

次のリペアは右足の後ろの裾の部分ですが見て下さい

左足も少しなりかけておりますが、
今日は右足のみのリペアになりました。

では拡大写真です。

これは単に足に対してジィーンズが長すぎた為で、
靴のかかとでいつも踏んで出来たダメージです。

そのまま穿き続けると裾の形がΩの様な破れに
なります。

ここのリペアの一番良い解決法はジィーンズの
丈を少し短くすることです。

ヒザのリペアは一度やってもデニム生地自体が
薄く弱っている為、もっと早い周期で二回目を
することとなるでしょう。

その点、裾のダメージは靴で踏んでる事が
原因の為、丈を短くすることで二回目のリペアは
まずなくなります。

しか～し！

裾を切るとアタリと呼ばれてる部分
（デニムの裾の擦れてまだらに白く見える部分）が
無くなってしまう為、切らずに残した方が良いかと

という訳で、こんなリペアになりました。

さあ！元の状態になりました

自然で分からないでしょう！

ちぎれそうになってた部分を縫って取り付けました。

今回のリペアではこの裾の縫いはサービスで、
ヒザのダメージ１か所を￥１０００頂きました。

もうこちらのジィーンズのお客様は受け取りに
こられましたが、大変喜ばれておられました。

リペアをするという意味では
丈を切ってしまう方が経済的で
かつ合理的ではありますが、
お客様が支払われたお金は
リペアに対する対価では無く、
切った後の裾のアタリがでるまでの
時間を買ったものなのです。

つまり、リペアは切るな！
セールは値切る！です。

本当に？マジでガンガン値切るよ！って
言われそうなんで「頑張ります」だけ言って、
今日も逃げる様に。

では、そろそろ次のページに・・・・