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LEVIS 501XX のリペア

いらっしゃ~い道楽息子です。

まずはこの写真をご覧ください

分かりますか?

分かる人には分かる「ジィーンズ」です

さらに好きな人にはたまらない「ジィーンズ」です

ほとんどの方には、ボロボロのジィーンズにしか
見えませんが、ジィーンズファンにはたまらない
これはヴィンテージジィーンズです。

思い出すな~

当店がUSED SHOPとして産声を上げた
20年前、某ファッション雑誌のショップ紹介の
記事の中に店の宣伝費だと割り切り軽い気持ちで
超破格値で出した『LEVIS 501XX』

1本しかないので当然、雑誌発売の日には
売れて無くなっていたのだが、その日から
毎日何本もの問い合わせの電話を受ける事となり、
一か月もするともう対応が面倒で面倒で・・・

そして半年も過ぎればもう誰も電話をして
こなくなったのですが、最後にこのジィーンズの
問い合わせをしてきた方は一年後だったような

1年前の雑誌でも友達から貰ったのでしょうか?
今思えばその方には失礼だったと思いますが、
受けた私の電話口での口調が半笑い気味だった
ことを覚えております

で!
今日は上の写真『LEVIS 501XX』の
リペアの依頼を頂きました。

凄く良いヴィンテージ具合ですが、
このまま穿き続けるとさらにダメージが
大きくなるので、これから全ての穴を
ミシンで塞いでいくのがリペアなのです。

色んな定義はありますが、ヴィンテージと
名乗る為には製造されてから最低30年の時が
必要で、ましてやこんな30年以上経ったジィーンズを
未だに穿こうとすると当然かなりのメンテナンスが
必要なのです。

このように長年愛用されたヴィンテージジィーンズは
穿けば穿くほどダメージを受け、摩耗や洗濯によって
色あせ、ジィーンズのブランド名の書かれた紙パッチさえ
破れて無くなり、右
後ろのポケットの横に付いてる
ブランド名入りの布製のレッドタブもやっぱり赤い
切れ端だけになってブランド名が分からなくなります

では、ブランド名はどうしたらと分かるかというと、
よく見るとフロントボタンにちゃんとあります。

ジィーンズに興味の無い方の為に、
まずはヴィンテージの証しを一つ。

裾を裏返すと見える、今では白い縁にしか
見えない縁が「赤耳」と呼ばれてるものです

さらにコインポケットの内側も赤耳が

では、ヴィンテージジィーンズの最高峰と言っても
過言ではない『LEVIS 501XX』はどこで分かるかって

答えは後ろのポケットの裏にあるこの隠しリベットです。

ジィーンズに興味の無い方には、
どうでもいい話しでしたね!m(_ _ )m

リペアの話しはまた後日

ではそろそろ次のページに・・・・